「狭小住宅」という言葉はご存じでしょうか?
狭小住宅とは、概ね敷地が15坪(約50平米)以下の土地に建てられた比較的小さな住宅のことです。東京の一住宅あたりの延べ床面積は65㎡以下※1であり、狭小住宅等の小さな居住空間で生活をする方は多く存在します。
ここ最近では、某ハウスメーカーのCMなどでも「東京の戸建て」や「駅近の土地」を売りにした広告をよく目にするようになりました。私が住んでいる町でも空き地があれば、いつの間にかに狭小住宅が何棟も建てられ、割と早く売約済みになっている印象があります。それは都内での狭小住宅のニーズが非常に高いことを表していると思います。
都内の狭小住宅には、大きなメリットが2つあります。
1つが、都市部へのアクセスの良さです。電車やバスなど公共交通機関が整っていることもあり、自動車を持たなくても便利に生活ができますし、カーシェアで車を気軽にレンタルできる駐車場も非常に多いので、いざ車が必要になってもすぐに使えます。また、タクシーという移動手段も選択できるので、マイカーを持つことにより生じる自動車税などの維持費が不要です。
2つ目が、固定資産税を抑えることができる点です。狭小住宅は小規模住宅用地※2に該当しており、固定資産税の課税標準が6分の1(都市計画税は3分の1)になるというメリットがあります。 これらのことから、スマートでコンパクトな暮らしをしたいと考える方にとって、さまざまなメリットがありこれからも狭小住宅の需要は増えていくと考えられます。
※1 国土交通省 平成30年住宅経済関連データ 一住宅当たり延べ床面積の都道府県比較
※2 小規模住宅用地とは、専用住宅の敷地に供されている面積が200平米以下の敷地
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